染色かまど作り直し

June 19, 2017

煙突効果という現象があります。かまどに煙突を取り付けると、煙突内の熱い空気が上昇して排煙され、薪をくべる穴からは新しい空気が吸い込まれ、効率よく薪が燃焼するというものです。煙突付きのかまどの設計図を書いてバッタンバンの建設業者さんに依頼したのですが、煙の抜けが悪く、薪の燃え方が悪かったので、コンクリートドリルで煙突の付け根とかまどの燃焼室を部分的に解体したところ、見事に施工が失敗していました。煙突がふさがっていたのです(^^;)

 

煙突効果の排煙の理屈はわからなくても、炊事に使うかまどを観察していれば経験上理解できると思ったのですが、ポル・ポト時代の知識層、職人さんを含む技術者層の粛正と隣人同士による長年の内戦で、生活に密着したかまどを作ることも現在のバッタンバンの人々には困難なのだと痛感した次第です。

 

薪をくべる穴から不完全燃焼による煙が排出されると、染色をするスタッフの呼吸器に悪影響をもたらします。また原生林の違法伐採が社会問題となっているバッタンバンで貴重な薪を無駄に消費することになります。

 

そんなわけで、アフリカ、アジア、日本のかまどについて記された文献をこの一週間ほど調べ、耐火レンガや耐熱コンクリートがなくても効率よく燃焼し、煙が逆流しないかまどを僕が作ることなった次第です(^^;)

 

※ 動画は、煙の抜けが悪いかまどの修正をしている様子です。

 

 

 

 

 

 

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