お湯だけ精練

October 12, 2017

精練(せいれん)という工程があります。綿の繊維にはワックスがついていて、それを除去しないと水分を弾いて染色できないからです。

綿の繊維の表面(一次壁)には、10%弱のワックスが含まれています。綿のワックスは、摂氏78度から82度で溶けだします。熱湯に30分つけこめば精練終了です。天然の草木にある色素を染めるには、たんぱく質が必要です。そのたんぱく質は、綿の表面に15%程度は付着しています。色素はたんぱく質と結びつく性質があるので、染色が可能になるのです。CCCの綿の精練は、高温の環境下で苛性ソーダや過酸化水素を使わないとてもシンプルな方法です。糸を紡ぐ時に薬剤や油脂を使っていないから、せっけんも必要ではないわけです(^^)。

 

※ 動画は、ガラ紡糸の束(かせ)をステンレス鍋で煮込んでいる様子です。

 

 

 

 

 

 

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