虐殺で喪失した人材を再生する

国民の4分の1が虐殺された1970年代のポル・ポト政権時代。その大部分が、社会の知識層や地域のリーダーでした。そして、1991年の「カンボジア紛争の解決に関する協定」まで続いた陰惨な内戦。最後まで激戦地となったバッタンバン州は、甚大な被害を受けました。

バッタンバンは、1960代まではコットンの産地として栄えていました。藍染めの伝統的な染色技法があったと言います。漆黒に染める技術もありました。しかしそれは戦乱の中で失われてしまいました。

CCCのワークショップは、そうした人材を取り戻すための学び舎です。かき氷屋台の看板娘だったナリは、スイス、フィンランド、シンガポールで講演をする立派な英語教師になりました。いまは英語の文献を読みつつ、バッタンバンの伝統的な染めの技法を取り戻すために、仕事の合間に自らかまどの前に立ちます。

11年前に、割と軽い気持ちで始めたカンボジアコットンクラブの目標がようやく具体化してきました。時間がかかりすぎですね…(^^;)

※ 動画は、猛暑の中、染色技術を模索する研修生たちです。

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