森が消えていく

赤いところは,原生林が伐採によって消えてしまったところです。この14年間で急速に進みました。カンボジアの経済成長の裏側では,森林の伐採が猛スピードで進んでいました。

原生林は,ゴム園やバイオエタノールの原料となるキャッサバ畑になったりしています。自動車のタイヤなどに使われるゴムは安定した収入につながるので投資する人がたくさんいます。バイオエタノールもエコだということで需要が拡大しています。つまり投資すれば「お金が増える」ことが期待できます。

CCCは,染色の材料を森に頼っています。例えばマンゴーです。原生林のマンゴーからほんの少しだけ樹皮を取ります。なぜほんの少しかというと樹皮を取るととても樹が弱るからです。樹が弱って枯れてしまったら,その樹から樹皮を取ることができなくなりマンゴー色の染色ができなくなってしまいます。

CCCで人気の桜色はネムノキに巣を作るラックからもらいます。ネムノキは、あっという間に消え去ってしまい、そこに巣を作っていたラックも同時にいなくなってしまいました。一生懸命にラックの巣を探していますがネムノキがなければラックの巣は見つからないのです。

CCCにとっての「資本」は豊かな原生林です。皮肉なことに,バッタンバン州は地雷原であるが故に、これまで森は守られてきました。いま世界を牽引する巨大なグローバル資本は富の飽くなき追求をやめずにバッタンバン州の片田舎コンポンセイマ村に影響を与え始めています。

酷暑の中,ネムノキを探してラックの巣を取るのはなかなかに大変です。いったんゴム園になったところを原生林に戻すのは,とても時間がかかることだろうなぁ…と,思わず遠い目になってしまいます…(^^;)

※ 動画は,NASAの衛星写真を時系列的に記録して分析した森林伐採の結果です。

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