天然色素の不思議
アーモンドが落葉するのは乾期です。乾期に保存しておいたアーモンドの葉だと発色が良くないので、森の中で既に落葉しているものを集めてきました。ですが、これもまた発色がよくないのです。
天然色素は「生きている時」の色ですが生物から取りだした段階で色素は生きているときとは状況が異なっているようです。生きている植物や動物は、目的があってその色を出しているはずです。
アーモンドの葉がなぜ黒い色素を有しているのかいまだにわかりません。必要がなくなればアーモンドの葉から黒い色素はなくなっていくようです。
色素は光を吸収してどんどん分解しますが必要な時にはどんどん作っているようです。ですので乾期になってすぐにアーモンドの葉を採取しにいってそのまま染めるのが一番よい方法みたいです。
植物には詳しい村育ちのスタッフも、染色という観点で植物を考えたことがなかったので不思議がっています。
天然染色は,畑から取ってきた野菜で調理しているのと同じようなものなのだと、いまさらながらに感じております。
※ 動画は、アーモンドの葉を洗っているところです。
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